マイクロフィルムリール用ガス吸着封筒のご案内
UPDATE : 2008/10/30
マイクロフィルム(35mmリール)の劣化の抑制に
セルローストリアセテートマイクロフィルム(以下TACベース)から発生する酢酸、ジアゾから発生するアンモニアを効率よく吸着し、劣化を抑制します。ガス吸着封筒がマイクロフィルムを汚染しないことも確認済みです。揮発性酸性物の放出試験、ISO standard 18916(PAT)による酸化物の影響試験をクリアしました。
ガス吸着性
モレキュラー・シーブ(分子ふるい)性能を持つ複数の素材を組み込むことで、TACベースが発生する酢酸や、ジアゾフィルムが発生するアンモニアを吸着し、マイクロフィルムの劣化を抑制することができます。

図1 ガス吸着封筒・アンモニア 酢酸吸着試験
試験仕様
| 試験容器 | 5リットルテドラーバッグ |
| 容器内のガス量 | 3リットル |
| ガスの初期濃度 | アンモニア 100ppm 酢酸 100ppm |
| ガスの測定方法 | 検知管 |
| 試験室温度 | 20℃ |
使用方法
ガス吸着封筒のご使用前にA-D Stripsを用いてマイクロフィルムの検査を行ってください。検査の結果、A-D Stripsレベル1.5まででしたら、約18カ月分の発生ガス(酢酸100ppm アンモニア100ppm)が吸着されます。しかしA-D Stripsレベル1.5を超えた場合、残念ですが現在のところ、こちらの封筒では劣化の進行をくいとめることはできません。劣化が進んでしまったマイクロフィルムは非常に高い濃度の酢酸を発生し、短時間でガス吸着封筒の吸着限界に達してしまうため、A-D Stripsレベル1.5を超えたマイクロフィルムはなるべく早く代替化などの対策を行うことをお勧めいたします。
インジケーター機能
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左:吸着前 右:吸着限界時
図3 アンモニア
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左:吸着前 右:吸着限界時
図2 酢酸
ガス吸着封筒は吸着限界に近づくと表面が視覚的に変化します。ガスごとに模様が現れたり(図2)変色したり(図3)します。以上のような変化が現れたら、封筒の交換時期とお考えください。
ガス吸着封筒の寸法と価格

| 大きさ(内寸) | 価格(20枚入) |
| 110×130(mm) | \7,790 |
|
既存の35mmマイクロフィルム収納箱(紙箱に準拠)に入るサイズです。
封筒の口にはフラップがついていて、リール上部も覆います。
※円筒型の金属製ケースや樹脂製ケースは対象外です。
※A-D Stripsは(米)IPI(Image Permanence Institute co.,ltd)の製品です。
