江戸期の和装刊本
printed book in the Edo period
状態
本紙は楮。環境の良くない所に保管されていたための汚れと虫損が著しく、虫の糞尿で前後の表紙や丁が固着している。酸性度もpH4.8と高い。
方針
糞尿や汚れとともに酸性物を除去して白色度を回復し、欠損部の補填や裏打ち後に再製本する。
工程
解体→ドライクリーニング→処置前試験→濡らしと洗浄→破れと欠損の補修→裏打ち→表紙修補→丁揃え→綴じ直し→アーカイバル容器への収納→報告書の作成
ポイント:濡らしと洗浄
純粋な和紙もまた、大気中の酸性物を吸収して「酸性紙」になり、黄ばみも生じる。クリーニングポケット(ポリエステルフィルムと不織布の養生用ポケット)に、虫損の酷い資料や、老けてしまった資料を封入して洗浄し、資料を傷めることなく可溶性の酸と黄ばみを除去した。pHも6.5の中性域になった。
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水性クリーニング


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