近代の漢籍・朝鮮本
modern Chinese and Korean book
状態
本紙は、竹と砕木パルプの混抄。酸性劣化と酸化劣化による紙力低下と変色が著しい。カビや虫の糞尿により紙の繊維が線状に老けている。
方針
糞尿や粉塵、カビなどによる汚れを除き、本紙の酸性劣化の進行を抑制して、現物利用が可能な状態にする。
工程
解体→ドライクリーニング→処置前試験→濡らしと洗浄→脱酸性化処置→抗酸化処置→裏打ち→表紙修補→丁揃え→綴じ直し→アーカイバル容器への収納→報告書
ポイント: 脱酸性化処置
近代の中国や朝鮮では砕木パルプが入った板本や活字本が多い。リグニン含有量も酸性度も高いために、脱酸性化処置が不可欠である。炭酸水素カルシウム溶液による脱酸性化処置を行った。また、水酸化ホウ素ナトリウム溶液による抗酸化処置を併用することで白色度の回復もできた。
コンサベーション トップ
脱酸性化技術の歴史--少量脱酸から大量脱酸へ


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