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紙媒体記録資料のコンサベーション

考え方と技術

処置方針の提案
conservation treatment proposal

現物を前に

現物資料を前にして、私たちとお客様が話し合い、その資料にもっとも適した処置(コンサベーション・ニーズ)を導き出します。処置は必要か、それはなぜか、どのように処置するか、どこまで処置するか、どのような選択肢があるか、限界は??。私たちは「傷みの判断とその除去」のプロとして現物に向かいます。一方、お客様は、その資料の価値と利用状況判断のプロとして立ち会います。この三つの輪が重なるところが、その資料のコンサベーション・ニーズになります。その結果、コンサベーションではない別の選択肢が導き出されることもあります。

処置方針の提案

お客様との話し合いの元に現物を見たり、触ったりしながら精査し、処置方針を作り提案します。お客様が希望する処置ができなかったり、私たちが気づかなかった、よりよい良い処置をご提案いただくこともあります。コンサベーションではなく、マイクロ化等の代替であったり、保管環境の整備等の予防を提案することもあります。コンサベーションを選択した場合には、資料の解体から始まりアーカイバル容器に収納するまでの全工程の概略を明文化し、お客様に示します。

 

紙媒体記録資料の保存修復技術―なにを選び、どう適用するか

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