資料の解体
dismantling
解体の範囲
適切な処置をするために資料を解体することがあります。書籍や冊子体の文書ならば表紙を外したり綴じ糸を切って丁をバラバラにしたり、巻き状の文書ならば糊代を解いて一枚ずつにすることもあります。部分的にせよ、解体は原資料の真正性を損ねる最初のステップになる可能性があります。最小限に留められるならば最小限にすること、そして解体の範囲を処置方針に明記することが原則です。初期の処置方針以上の解体が必要な場合には方針の改定をお客様に申し上げます。
元の裏打ち紙等の「真正性」
元の裏打紙の傷みがひどく、これを除去しないと全体の処置ができないことがあります。もしその裏打紙も現物としての「真正性」がある場合には、一度丁寧に外した裏打ちを補修し、再び裏打紙として使うことがあります。しかし、再び裏打ちすることで元のように傷みが生じると予想される場合は、元の裏打ちを別の「資料」として処置し、新しい裏打ちをすることがあります。現物価値=真正性の判断は私たちだけでできることではありませんので、お客様の判断を求めます。裏打紙、挟み込みなども含めた付属物に真正性はないと判断された場合には廃棄を前提にした除去をします。
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