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紙媒体記録資料のコンサベーション

考え方と技術

水性クリーニング 2
aqueous cleaning

ナイロン・ネットとポリエステル不織布

水を含んだ紙は極端に強度が低下し、不用意に取り扱うと破れや歪みが生じてしまいます。クリーニング中の資料を物理的に支えるために資料をナイロン製のネットやポリエステル不織布に挟んで処置します。

フロート・ウオッシング、ホット・ミスト

さらに傷みのひどい時には、浸さずに、槽の中に水を含ませた濾紙を敷き、この上にポケット入りの資料を載せて、わずかに槽の底に水が流れるようにして洗ってゆきます(フロート・ウオッシング)。また、サクション・テーブル(テーブル全体が真空掃除機のようになっている)上でホット・ミスト(温かい霧)を吹き付けながらクリーニングすることもあります。

● ポリエステル不織布で資料を支えて洗う

 

洗浄用水酸化カルシウム溶液の濃度とpH
500 ppm 12.1
50 ppm 11.2
5 ppm 10.3
0.5 ppm 9.4
0.05 ppm 8.5

通常はpH8.5の洗浄液を使う。
水酸化マグネシウム溶液を使う場合には 0.09ppm = 8.5 。

 

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