
東海大学学園史資料センター(曽根總雄・センター長)はこのほど『学園史ニュース』(12pp)を創刊した。センターの趣旨や活動について広い理解と、学園に関する資料の収集や調査等についての協力を得ることを目的にしている。当面は年1回の刊行を予定している。第1号の内容は、センターの役割と課題について等の他に、馬場弘臣・同センター研究員による「学園の歴史と資料と資料センター」(p.4-7)が掲載されており、「学園資料のアーカイブ化(歴史的資料として永遠の価値を持って保存さしてゆくこと)」のための構想と構想図を掲げている。
『学園史ニュース』についての問い合わせは下記に。
東海大学学園史資料センター
〒259-1292 神奈川県平塚市北金目1117
電話:0463-50-2450 FAX:0463-50-2449
全史料協資料保存委員会、長岡市立中央図書館文書資料室、新潟大学災害復興科学センターアーカイブズ分野、新潟歴史資料救済ネットワーク、新潟史学会の共催による資料保存研究セミナー「歴史資料の現地保存への取り組み-中越地震被災経験をふまえて-」が12月9日(土)に長岡市立中央図書館で開催される。同図書館における災害後の歴史資料の保存と活用のケーススタディなど5つの報告と、パネルディスカッションが予定されている。参加費は無料。詳細は下記ページで。
資料保存研究セミナーの開催について
今月19~20日にポーランドのポズナンで開催された2006 Newspaper Conference. Resources, Processing,
Preservation, Digitization, Promotion/Information の予稿集が上梓された。同コンファレンスはポーランドのポズナン大学図書館、ポズナン社会科学学校そして国際図書館連盟(IFLA)新聞部会の共催による。資料としての新聞に関わる幅広い問題について28の報告が行われ、その予稿集がポーランド語と英語で出版された。主としてポーランド国内での新聞の歴史や保存活動、デジタル化プロジェクトについての内容になる。英語版は以下の通り。
Adam Mickiewicz University, Poland. NEWSPAPERS. Resources. Processing. Preservation. Digitization. Promotion/ Information. Conference Proceedings, Poznan October 19-21 2006. 478p.
ISBN 83-918728-6-6.
2006 Newspapers Conference, 19-21 October 2006, Poznan, Poland

国立国会図書館が本年6月から開始した遠隔教育システムの第一段「資料保存の基本的な考え方」の第I期がこのほど終了した。受講者数は大学図書館を中心に180余名になり、履修後のアンケート調査では、教材内容や難易度共に好評だった。第I期の履修者希望者は予定していた定員を大きく上回ったため、この11月1日~来年2月28日までの第Ⅱ期は、定員を最大250名程度にまで増やす予定であるという。
受講手続きその他については下記 URLから

第一次世界大戦における最大の会戦といわれる「ソンムの戦い」(Battle of Somme)を記録した映画が、ユネスコの世界遺産プロジェクト「世界の記憶」のひとつとしてこのほど登録された。1916年7月1日から同11月19日まで、フランス北部、ピカルディ地方を流れるソンム河畔の戦線において展開されたソンムの戦いは、第一次世界大戦における西部戦線の塹壕戦の膠着を打開しようとしたもので、連合国側のイギリス軍・フランス軍が、同盟国側のドイツ軍と戦った。戦車が初めて登場した戦いでもあった。これを記録した映画は現在、ロンドンの戦争博物館(Imperial War Museum)が収蔵しているが、充分な記録性を持つ戦争記録映画の最初として知られ、また同博物館におけるフィルム・アーカイブ設立(1921年)の契機になった。
'Battle of the Somme' documentary inscribed on Memory of the World Register
京都大学附属図書館は平成18年度第2回講演会として園田直子氏(国立民族学博物館助教授)による「保存の科学と書庫環境」を11月8日(水)に開催する。学外者も参加できる。
京都大学図書系職員研修ページ
http://tosyokan.kulib.kyoto-u.ac.jp/kenshu/
同図書館はまた、学内の職員に限定した実務サポート研修として「革装幀本を和紙で治す」を11月24日に行う。講師は堤美智子氏(附属図書館研究開発室員・花園大学文学部助教授)
。上記URLに案内がある。弊社のスタッフによる参考資料を使っていただける。
日外アソシエーツは 「地域アーカイブズの保存と活用を考える―ライブラリー、ミュージアム、アーカイブズの立場から―」 と題したセミナーを11月21日(火)の第8回図書館総合展で開催する。
コーディネーターは高橋実・国文学研究資料館教授、講師は庄司明由氏(府中市教育委員会・郷土資料担当)、西川武臣氏(横浜開港資料館)、高木秀彰氏(寒川町・町史編さん担当)の3氏。
申込み・詳細は下記に。
http://www.nichigai.co.jp/sales/seminar2006.html

スイス国立図書館とスイス国立文書館の共催で本年2月に開催された "Save Paper! Mass Deaidification;
Today's Experiences - Tomorrow's Perspective" 会議の予稿集がスイス国立図書館のホームページに掲載された。「紙媒体資料を救え!
大量脱酸性化; 今日の経験、明日の展望」と銘打ったこの会議は、ヨーロッパ各国で現在実用化されている主要な大量脱酸性化技術と、国立機関や公的機関での実践例、そして課題を一望できるもので、欧米8ヶ国から70余名の関係者が集い、充実した内容になった(予稿集はPDFで13MB、216pp)。予稿集の内容は以下の通り。
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CHAPTER 1: MASS DEACIDIFICATION – CUSTOMER’S OPINIONS
1章:大量脱酸性化 - 利用者としての意見
Paper deacidification as a measure for preserving originals by Gabriela
Grossenbacher
現物保存のための脱酸性化(スイス国立文書館)
Paper deacidification and quality control at the Central and Regional Library Berlin
by Annette Gerlach
ベルリン国立図書館での大量脱酸性化とそのクオリティ・コントロール
The Bookkeeper process and its application in the National Library of the
Netherlands (KB) by Henk Porck
オランダ国立図書館でのブックキーパー法の適用
Mass deacidification at the North Rhine-Westphalia State Archives – experience
with the Neschen process by Marcus Stumpf
独ノルトライン・ヴェストファーレン州立文書館でのネッシェン法による大量脱酸性化
CHAPTER 2: PRESERVATION POLICY – DECISIONS
2章:保存方針と決断
The collection care strategy of a medium-sized archive by Regula Nebiker
中規模文書館での蔵書ケア戦略(バーゼルラントシャフト州立図書館)
Strategies for mass preservation treatment by Helen Shenton
大量保存処置のための戦略(英国図書館)
Research on paper deacidification in Slovakia by Jozef Hanus et al
スロバキアでの脱酸性化の研究(スロバキア国立文書館)
CHAPTER 3: SAVE PAPER – ACTUAL RESEARCH
3章:紙媒資料を救う - 実地研究
Current efforts to establish an effective quality management for mass deacidification
by Gerhard Banik et al.
ドイツでの大量脱酸性化の効果的クオリティ管の理確立のために
New strategies in chemical analysis of pulp and paper by Antje Potthast and Ute Henniges
パルプと紙の化学分析における新しい戦略(オーストリア・ボーデンクルチュア大学)
Strengthening of paper by aminosilanes by Herve Cheradame
アミノシランによる紙力強化(仏エブリー大学)
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CHAPTER 4: PAPERSAVE SWISS
4章:スイスでの事例と研究
The evaluation process – a long story by Erwin Oberholzer
評価プロセス--その長い道のり(スイスKREG代表)
153 papersave swiss process, operation and quality by Markus Reist
スイス・ペーパーセイブ法(スイスNitrochemie Wimmis社)
papersave swiss – effects on fungi by Hanspeter Andres
スイス・ペーパーセイブ法のカビへの効果(同)
Bookbinding leather in the papersave swiss process by René Larsen, Jan
Wouters, Frédérique Juchault and Agnes Blüher
スイス・ペーパーセイブ法の装幀革への影響(デンマーク、ベルギー等の共同研究)
The alcaline reserve – a key element in paper deacidification by Agnes
Bluher
アルカリ・リザーブ -- 脱酸性化を決定づけるもの(スイス国立図書館)
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予稿集(Tagungspublikation: Save Paper 2006)は以下のページからダウンロードできる。
Tagung Save Paper 2006
福島県歴史資料館を中心にしたふくしま文化遺産保存ネットワークはこのほど、文化遺産に関する最新情報を、メールの形で知らせるサービスを開始した。
同ネットワークは福島県に関する文化遺産(古文書、公文書、美術品、図書ほか)などを保存し、後世に継承することを目的とした住民参加型のネットワーク。メールアドレスを登録することで、文化遺産の保存に関する各地域の取り組み状況や講習会、展示会などをタイムリーに知ることができる。申し込みは下記ページから。
ふくしま文化遺産保存ネットワーク
国立国会図書館(NDL)のデジタルアーカイブポータルはこのほど統合検索対象として「一橋ディジタルアーカイヴス」を追加した。同大学のデジタルコレクション(戦前期アジア諸国写真コレクション等)が検索できる。
http://www.dap.ndl.go.jp/home/modules/news/article.php?storyid=27
国際図書館連盟(IFLA)はその中核となる活動をコア・アクティビティ(Core Activity)として位置づけ、重点的に支援しているが、同活動のひとつ「資料保存」(PAC:
Preser-vation and Conservation)の2006-2007年の戦略プラン(Strategic Plan 2006-2007)がこのほどまとまった(ただし、現時点ですでに達成したものも、達成目標年を2008年に置いているものも含まれる)。
人類にとって意味ある図書館資料、文書館資料を、出版されているか否かを問わず、またその形態を問わず、可能な限りアクセス可能な状態に維持する---これがPACの目指すものであるが、主として世界各地域におかれたPAC地域センターを通じて、戦略プランを実行してゆく。特にデジタル技術の急速な進展への対応は、新しい課題として戦略の中に組み込まれた。またこれに並ぶ主な戦略としては教育訓練、関連情報の創製と流布、新しい規格の開発のための研究と参画が挙げられる。さらに危機に瀕している記録遺産のための防災・救助や予防的方法の重要性も強調される。
1. 現存する資料保存専門家・組織のネットワークの開発および再組織化
南アフリカとアジアの地域センターでの活動の支援
次の二年間での各地域センターでの活動評価
北アフリカと中東での地域センターの設置または協力体制の構築
タイ、インドの特定二ヶ国での地域センターの必要性の査定
2. 資料保存の重要性、そのための職員や技能者の養成、関連情報の創製と流布、行政担当者、図書館管理者、利用者の記録遺産に対する敬意喚起--の啓蒙
PACの出版物(ニューズレターIPN 等)の継続的な刊行と、その各言語翻訳に
よる情報の流布
新しい地域センターでのIPN配布の再組織化、既存のメーリング・リストの更新
ワークショップの開催:ウェッブ保存やデジタル資源、地図、フィルム資料、異な
った気候下での保存
電子的な資源とウェッブ保存に関する国際シンポジウムの開催
各国の国立図書館間での防災・救助計画の開発の促進
発展途上国での予防的な保存方法の普及支援
3. 調査を通じての資料保存ニーズの把握と、国内・国際レベルでの規格・ガイドライン化、最良の実践を促進させる
1994年に作成されたIFLA-PACの基本理念等を記した冊子の改訂
非図書資料(フィルムや音響・画像資料等)の状態調査
規格やガイドライン、実践コード等のオンライン書誌構築への協力
「IFLA 防災・救助計画」の各言語への翻訳支援
「IFLA 予防的保存の原則」の各言語への翻訳支援
4. デジタルも含むあらゆるフォーマットの図書館資料の劣化原因の科学的な研究促進と保存のための代替の推進
パーマネント・ペーパー使用の推進
IPM(有害生物管理)の推進
ウェッブ保存の研究の現状とデジタル資源の保存の調査
IFLA Core Activity on Preservation and Conservation (PAC) Strategic Plan 2006-2007
ユネスコの技術小委員会(UNESCO Sub-Committee on Technology)はこのほど、書き込み型のCDやDVDが、長期保存コレクション向けの保存メディアとしてどのようなリスクを持つか、それを使う場合にどのような戦略が必要か、これらに替わるメディアはどのようなものが考えられるか--をまとめた報告書(Risks Associated with the Use of Recordable CDs and DVDs as Reliable Storage Media in Archival Collections - Strategies and Alternatives)を刊行した。著者はオーストラリア国立図書館の Kevin Bradley。PDF形式(25KB, 29pp.)で全文がダウンロードできる。主な目次は以下の通り。
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保存フォーマットとしての書き込み型CDとDVD
コンピュータ、ソフトウェア、書き込み装置
書き込み法の概要
エラー、期待寿命、試験と分析
現存の記録されたディスクでの試験
試験装置
保管
書き込み型CD/DVD上の信頼できるデータの記録
互換性
クリーニング、キャリアの修復
他の選択肢:デジタル・データ保存への専門的なアプローチ
コストと規模
結論
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上記の「結論」として書き込み型のCDやDVDは低廉で、手軽にデジタル記録が可能なことから良く使われているが、元々が長期保存のためのメディアとして作られたものではないので、そうした用途での使用にはリスクが高い。そこで「書き込み型のCDやDVDをデジタル資料のための長期保存メディアとして用いて、信頼性の高い、後々も読み出し可能なデータを込めるという場合には、ディスクそのものも、書き込み・読み出し装置等も、良質のものを選ぶ必要がある」という。また、「ハードディスク装置や、コンピュータ・バックアップ・テープがここにきて画期的に安価になり、小規模な機関であっても、また公的な財政的支援を受けている機関でもしばしば、専門的なデジタル保存技術としての有力な選択肢になっている」としている。
Risks Associated with the Use of Recordable CDs and DVDs as Reliable Storage
Media in Archival Collections - Strategies and Alternatives, Memory of
the World Programme, Sub-Committee on Technology - By Kevin Bradley, National
Library of Australia, Canberra.
http://portal.unesco.org/ci/en/ev.php-URL_ID=22734&URL_DO=
DO_PRINTPAGE&URL_SECTION=201.html
※上記の情報は下記の、国会図書館が提供する「カレントアウェアネス-E」(2006/10/18)に教えてもらいました。
専門図書館協議会は11月9日(木)に、スペシャルイブニングセミナーとして、日沖和子氏(ケンタッキー州立大学図書館コンサベーション・ライブラリアン)を迎え「Conservation
Librarian のチャレンジ:アメリカの大学図書館で働いてみて」を開催する。館によって異なる米国の事情を背景に、資料の保存・修復の実例や予防マネジメントについて講演する。
日沖和子氏はテキサス大学図書館学大学院資料保存学専攻卒、ニューヨーク公立図書館、米国議会図書館の研修を経て、現職。
日時:11月9日(木) 18:30~20:30
会場:日本図書館協会研修室
参加費:会員 3,000円、非会員 4,000円、学生 3,000円
申し込み方法: 氏名、電話番号、所属機関名、会員/非会員/学生、住所等を記し
たFAX(03-3537-8336)もしくはメール(isla@jsila.or.jp)で。
専門図書館協議会

図書館・情報学関連の国際的な出版社であるFacet社(前英国図書館協会出版局)はこのほどG. E. Gorman と Sydney J Shep の共同編集による『図書館・文書館・博物館の保存管理』(Preservation Management for Libraries, Archives and Museums )を刊行した。図書館・文書館等の「記憶保存機関」(memory institutions)はこれまでの図書や文書等のアナログ記録と、デジタル記録という新しい「記憶」を共に蓄積し、後世に伝えて行くという使命がある。この本は、蔵書管理、利用と保存の在り方、文化財指定、基金とその維持、行政の指導--等々、保存管理に関連する幅広い課題とその現状について、世界の専門家を結集して論じている。見出しは次の通り。
Preservation Management for Libraries, Archives and Museums.
Edited by G. E. Gorman and Sydney J. Shep
(August 2006,
224pp,
ISBN:1-85604-574-9,
£44.95
編者の G.E. Gorman はウェリントン・ビクトリア大学図書館・情報管理学の教授、Sydney J. Shep は同大学印刷・書物文化学の専任講師で自らプライベイト・プレスも運営している。
Preservation Management for Libraries, Archives and Museums
国立国会図書館は『図書館研究シリーズ』の最新号(No.39)として、昨年12月に同図書館で開催された「スマトラ沖地震・津波による文書遺産の被災と復興支援」セミナーの記録集を刊行した。同セミナーでは、一昨年12月にインドネシア・スマトラ島沖で発生し、インド洋地域に甚大な被害を及ぼした地震・津波による被災地の国立図書館からの報告、実際の修復活動の紹介、IFLA/PACの活動等、7つの発表が行われた。HTML版とPDF版が以下のページに掲載されている。
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/series/category.php?categoryid=24
専門図書館協議会の機関誌『専門図書館』の最新号(No.219, 2006-III)はこの6月に開催された平成18年度全国研究集会を特集しているが、第三分科会での報告として佐藤祐一氏(財団法人石川文化事業財団お茶の水図書館)による「過去から未来へ繋ぐ "利用のための資料保存" -- ライブラリアンによる基礎技術の導入と実践」(pp.50-55)を掲載している。
同図書館は「女性・生活・実用」をテーマとする私立の専門図書館であり、また徳富蘇峰が収集した約10万冊の成簣堂文庫や、佐佐木信綱の旧蔵書(竹柏園本:万葉集関係の貴重書約2千冊)等の貴重書を持つことでも知られている。
この報告は「利用のための資料保存」という考え方に基づく同図書館での20年間に渡る豊富な実践例を紹介し、図書館内での課題のバトンタッチの必要性とともに、他機関、関連分野と連携しての資料保存のためのネットワークの再構築を提言している。酸性紙問題を契機とした日本での「資料保存」活動の四半世紀の歴史も概観できる。
1. はじめに
2. 「利用のための資料保存」とはなにか
2-1. 新しい資料保存の考え方
2-2. 日本での紹介・普及
2-3. 日本図書館協会資料保存委員会「資料保存の基礎技術ワーキング・
グループの活動
3. お茶の水図書館における資料保存の20年
3-1. 保存箱の導入:他の業務・他の保存技術との連携
3-2. 保存対策の広がり:古文書から週刊誌まで
3-3. 蔵書の再構築と移転
4. お茶の水図書館の今後の課題
4-1. 資料保存対策の見直し
4-2. 近代女性雑誌の総合的資料保存対策
4-3. 漢籍の整理と資料保存対策
5. スライド上映
6. 終りに
<参考文献>
東北芸術工科大学文化財保存修復研究センターと京都造形芸術大学歴史遺産研究センターは共催で「文化遺産防災フォーラムin山形~いま、私たちの地域文化が危ない!~」を10月21日に東北芸術工科大学(山形)で開催する。
文化遺産の防災に関して積極的な取り組みが始まっているが、情報が共有化されていないのが現状であるとし、全国の機関や組織に呼びかけ参集してもらい、災害に備える体制作りに知恵を出し合い、協力の輪を構築するのが狙い。このような全国規模の文化遺産防災体制を構築する機会は初めてのこと、という。参加は無料、ただし事前申し込みが必要。詳細は下記ページで。
公開シンポジウム「文化遺産防災フォーラム in 山形 〜いま、私たちの地域文化が危ない!〜」
第6回 東京藝術大学保存科学研究室発表会が20日(金)に、同大学美術学部大会議室(東京・台東区上野)で開催される。招待講演も含め7件の講演・発表が予定されているが、このうち3件が以下の紙媒体関連である。
招待講演「修復における強い接着、弱い接着」 昭和女子大学教授 増田勝彦
「シーボルト和紙コレクションの紙質調査」 教授 稲葉政満
「挿入法による紙の劣化試験」 修士2年 坪倉早智子
参加申し込み等の詳細は以下のページで。
第6回 東京藝術大学保存科学研究室発表会開催のご案内
ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州政府(Government of Baden-Wurttemberg )はこのほど、州立図書館(Badische
Landesbibliothek)が所蔵する1872年以前の手稿・記録文書4,200点のうち3,200点を売り払い、別の文化財の保存修復に使う資金として活用することを検討すると発表した。同文書には1803年に同州内の修道院から収集された福音書(1200年頃)、祈祷書(15世紀)等や、約千年にわたる商業や文化の発展を記録したものが含まれる。
今回の売り立ての理由は、同州にある最古の城のSalem 城の補修・保存事業の資金作り。とはいえ、これら貴重な資料は、コレクションとしてまとまっていてこそ意味があり、今回の売り立てはとうてい容認しがたいと「反対」の声が挙がっている。国際図書館連盟(IFLA)の会長を務める、Alex
Byrne博士は、連盟の名前で、州政府に対し今回の売り立ての検討を撤回するように申し入れたという。
International librarians concerned about manuscripts of Baden-Wurttemberg
埼玉県立文書館は第51回所蔵文書展として、この春に同館所蔵の埼玉県行政文書7,971点が埼玉県指定有形文化財に指定されたのを記念し、「埼玉県行政文書が語る80年 ~明治・大正・昭和~」を10月21日から開催する。
http://www.pref.saitama.lg.jp/A20/BA18/shuzouten-20061021-51-1.html
京都造形芸術大学歴史遺産学科の学生による中国絵画研究会は10月11日(水)~17日(火)に、同大学D’sギャラリーで「中国の仕立ての技術 百馬放牧図」と題する展示会を行う。歴史遺産学科が個人より寄贈を受けた中国絵画『百馬放牧図』を中国式の巻子に仕立てることで,中国式表装と日本式表装の比較研究を行った成果を発表するもの。
同会の案内に拠ると「日本の表装は、もともとは中国から伝えられたものですが、現在ではかなり違う材料、技術で仕立てられていることを理解することができました。その一端を表装を行った『百馬放牧図』と、材料や巻子のレプリカ等と共に展示し、皆様に見ていただきたくご案内申し上げます。」 入場は無料。
京都造形芸術大学(京都市左京区北白川瓜生山2-116)人間館A棟地下1階 ディーズギャラリー(D's Gallery)
問い合わせ先: hyakuba@hotmail.co.jp