今日の工房 2006年 11月

週替わりの工房風景をご覧ください。毎日こんな仕事をしています。

2006年11月27日

乾式のクリーニング用の各種の材料の、紙への影響と残留を観察する。左からダストクロス、ケミカル・スポンジ、固形消しゴム、粉消しゴム(円筒容器内の)、練り消しゴム。色材は硬度の異なる鉛筆、対象紙はろ紙と古い新聞紙。

2006年11月17日

ファイリングされた作家の原稿を綴じ直す。ホッチキスやピンなどの錆びやすい留め具を外して、ゼムクリップで固定しておき、可能ならば元穴を活かし、細い紙縒を通して結ぶ。糊を指して、クリップを外し、コブを平らにつぶして完成。


2006年11月09日

既設のスチール棚に填め込み、前蓋を開閉するだけで、収納した長封筒サイズの文書を取り出せるアーカイバル容器を–というお客様のご注文に応える。内部に二段の棚をつくり、それぞれに仕切を入れたことで、ゆがまない丈夫な箱ができた。

2006年11月02日

酸化劣化と酸性劣化が複合して物理的強度が極限まで低下した絹本。通常の水処理を行うと輪染み(tide-line)が発生するために、薄い楮紙を裏側から微少点接着法で貼付け、破断部を治し、無酸+無アルカリ台紙とガス吸着紙に固定する。

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