今日の工房 2012年 3月

週替わりの工房風景をご覧ください。毎日こんな仕事をしています。

2012年03月29日(木)

裏面に文字が書かれているトレーシングペーパーのエンキャプシュレーション。アルカリを含まない台紙+ガス吸着紙を額縁状に切り抜いて、文字を覆わないよう資料周辺を囲う。裏面からファイバー・ブリッジ法で台紙に固定し、最後にエンキャプシュレーション処置で完成。

2012年03月22日(木)

彩色部分の絵具が剥落するおそれのある軸物を広げた状態で保管する容器。強い巻き癖のため両端の八双と軸棒に箱型のストッパー(写真左より1・2番目)を 被せて戻らないようにする。さらに上板(写真左より3・4番目)を載せて左右のストッパーを固定する構造。軸物の出し入れを容易にするため容器の側面には フラップを付けた。

2012年03月15日(木)

ネガフィルム用のポリエステル製不織布ポケット。不活性で表面も平滑、引っかかりがない。劣化し変色した元のグラシン紙製ポケットを取り替えた。アルバムの台紙へデンプン糊で貼付した。

2012年03月08日(木)

甲冑と、付随する装飾具を共に収納する箱を作る。重量のある甲冑は各部分を解体して収納される。保存箱の形状は、コの字状のスリーブが着脱可能で、収納したものを安全に取り出せるつづら箱に、また、荷重のかかる底面には補強材を組み込み、歪みや破断が生じない構造にした。

2012年03月01日(木)

欠損部の補填や補強に使う和紙は、継ぎ目の厚みや段差を目立たなくするために、喰裂(くいさき)にして使用することが多い。その際、毛羽立った繊維の長さを均一に切り揃えると、馴染みが良く、仕上がりがきれいになる。

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