今日の工房 2012年 7月

週替わりの工房風景をご覧ください。毎日こんな仕事をしています。

2012年07月26日(木)

イギリスのWest Dean Collegeで ブック・コンサベーションを学ぶ渡邊万里子さんが工房見学にいらした。洋装本についてはもちろん、和装本の修復にも関心があるとのことで、弊社のリーフ キャスティングによる補修方法を紹介すると熱心に聞き入っていた。West Dean Collegeのブック・コンサベーションコースはクリストファー・クラークソンが総責任者であったこともあり、優れた技術と理論を学ぶことができる学校。現役で勉強されている渡邊さんとのお話は、私達にとっても貴重な情報交換の場になった。

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2012年07月19日(木)

東京も梅雨が明け、強い日差しとともに夏本番を迎えました。毎年恒例の手ぬぐいは、涼しげなカモメの柄に決定し、間もなく皆様のお手許に配られる予定です。社内ではこの時期、汗をかきながらの製作となり新旧の手ぬぐいが活躍しています。

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2012年07月12日(木)

大英博物館日本絵画シニア・コンサバターの杉山恵助氏と、フリーア美術館アーサー M. サックラー美術館東洋絵画修復室主任コンサバターのアンドリュー・ヘア氏が、工房見学にいらした。アーカイバル容器部門とコンサベーション部門それぞれを見て頂いた。巻子用容器などのほか、補修用料紙の染色方法についても関心があるとのことで、様々な意見交換ができて有益だった。

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2012年07月02日(月)

6月30日、7月1日の両日、日本大学文理学部百周年記念館にて文化財保存修復学会第34回大会が開催されました。弊社はアーカイバル容器の展示と、ポスターセッションで「水害を受けた紙媒体資料の簡易・迅速な緊急避難法」(PDF 380KB)を発表しました。ご来場くださった多くの皆様から、沢山のご質問やご意見を直接伺うことができ、大変参考になりました。お立ち寄りくださった方々に心より御礼申し上げます。

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