今日の工房 2014年 3月

週替わりの工房風景をご覧ください。毎日こんな仕事をしています。

2014年03月27日(木)

木製のタバコケースを収納する保存容器。容器内部での擦れを極力抑え、更に蓋を開けた際に資料が見えるようにとの依頼。エンキャプシュレーションで使用する不活性ポリエステルフィルム製のタトウで資料を包み、それを予め容器に収めた穴の開いたトレーに嵌め込む。取り出す際はトレーごと引き出すことで、資料へ余計な負担がかからない。

2014年03月20日(木)

修理作業中の撮影風景。各工程で写真撮影を行い作業記録を取る。処置報告書(ドキュメンテーション)を作成する際は、作業の工程、処置技術、使用薬剤・材料についての解説と共にこれらの画像を添付する。

2014年03月13日(木)

全長3メートルの巨大な巻子を収納するための大型箱。長尺でも反らずに軽量でかつ十分な強度のある構造になっている。フラップ部は角を潰さずスムーズに差し込める形に工夫した。箱の中で巻子を包み込むように支える綿布団を敷き完成。

2014年03月06日(木)

洋装本の修理に使う自社製のスロッティング・マシーン。表紙の芯材に回転刃で溝を切り込み、この溝に、本の本体背に貼られて両側に飛び出すハネや、綴じの支持体を挿入する。外れた表紙の再接合が、元の表紙や見返しを傷めることなくきれいにできる。挿入するハネなどの厚みに合わせた刃の交換や、表紙芯材の厚みに合わせた刃の高さ調整も可能。また足元スイッチにより作業が両手フリーでできる。スロット構造の図はMarion, K. et al. ed. “Conservation of Leather and Related Materials,” 2005, p.238から。

ページの上部へ戻る