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リーフキャスティングの技術と歴史

2009年05月26日福島希

Ⅰ 歴史

リーフキャスティングという技術

リーフキャスティング(leafcasting)とは、紙繊維を水に分散させて作った懸濁液を紙媒体記録資料の欠損部に充填して、補填する修復技術である。修補紙を資料の裏全面にデンプン糊で貼り付ける裏打ちとは異なり、欠損部だけに紙の繊維を埋め込んで補填するため、仕上がった資料の厚みがほぼ変わらず、風合いも保たれるのが特長である。さらに、欠損部の補填だけではなく、分割した書葉や破れた書葉の一部と本体のとの裂け目を繋いだり、書葉の周辺部の修補や書葉全体の補強を行ったりすることも可能である。他に以下のことが利点として挙げられる。

  • 紙の質感や色を繊維の調合によって調整できる
  • 本紙の厚みや柔軟性の保持が可能なため、補填箇所が目立たない
  • 本紙と類似の紙繊維の使用により、補填によって生じる歪みを軽減、あるいは無くすことができる
  • 部分的に処置することが可能である
  • 両面書写の資料でも文字を覆い隠すことなく処置ができる
  • 接着剤を使わず、水素結合による接着であるため、接着剤が原因となる損傷を引き起こすことなく、可逆性が保持される(接着剤不使用時に限る) [注1]
  • 一度に複数の本紙を同時に処置することができるため、作業の効率化が図れる

今日、リーフキャスティングといった時に想像されるのは、大量の資料を効率的に処理していく点が強調されたものであり、また、リーフキャスティングを行う機械には大別して水頭圧式と吸引式の2種類あることまでは認識されているかもしれない。しかしながら、内外のコンサベーションの業界で現在使用されているリーフキャスティングの機械および方法は、当初からその姿であった訳ではない。初めは紙繊維の分散液を手作業で資料の欠損部に充填する方法(manual technique)が採られていたが、後に機械的に補填していく方法(mechanical technique)へと移行し、修復処置の一手段として発展を遂げてきた。その経緯があって、今ではリーフキャスティングという時は通常 mechanical techniqueを指し、mechanical techniqueを行う機械のことは、一般的にリーフキャスター[注2]と呼ばれる。リーフキャスターについての具体的な記述はⅡ章以降に譲ることとし、ここではリーフキャスティングという技術がどのように発展していったのか、その流れを追う。

 

国外におけるリーフキャスティングの発展

まず国外における研究の流れを追ってみると、旧チェコスロバキアでは1930年代後半から、紙繊維の分散液を使用した紙資料の欠損部補填が行われていたようである。こうした手作業で紙繊維を充填する方法は東ヨーロッパで発展を見せていたが、1956年にロシアのYulia Petrovna Nyukshaが機械的に充填する試みを初めて行い、リーフキャスティングおよびリーフキャスターの基礎を作る。以降、多種多様なリーフキャスターが製作されるようになるが、基本的な原理はほぼ同じである。

リーフキャスティングの技術が急速に発展したのには、特有の背景がある。1960年代以前は、書籍や文書などの保存処置は一品料理的で、対象物も貴重なものに限られており、充分な処置時間をかけることができた。しかし酸性紙問題に象徴されるように、60年代以降、劣化が進行する膨大な量の近現代資料の保存対策に焦点が当てられるようになった。この問題に直面した時、従来のように手作業で1つ1つの欠損部を補填していたのでは、救済できる資料があまりにも少な過ぎると、誰しもが認識し、打開策を見出そうとした。リーフキャスティングの改良は、大量の資料をいかに迅速に処理していくかという問題に対する解決策の1つであったと考えてよいだろう。

そのため、1970年代以降になると、リーフキャスティングという技術の概要や開発の歴史、作業手順などを紹介する論文が増えてくる(Blunn et al. 1976、Futernick 1982、Alkalay 1987、Petherbrige 1987、Laursen 1992、 Craig-Bullen 1994)。その後、1983年にNyukshaがベルトコンベヤーを使用したリーフキャスターを発表したのに続き、1987年にはLaursenが資料を一度に大量に処置できるベルトコンベヤーを利用した連続式リーフキャスターを開発する[注3]。これにより、リーフキャスターの機械としての基盤はある程度定まったと言え、以降は、リーフキャスティングに必要となる紙繊維の分散液の量を正確に、かつ効率的に計測するシステム作りへと関心が向けられるようになる(Bansa 1990、Mazel et al. 1986、Mowery 1991)。これは紙繊維の質と量がリーフキャスティングの仕上がりを左右することから発生した研究と言える。欠損部に補填する紙繊維の分散液の量が多過ぎても、少な過ぎても、仕上がりの強度や見た目に問題が出てくるからである。特にMoweryが発表しているビデオカメラとPCを利用した、リーフキャスティングに必要となる分散液量を正確に計測するシステムは、非常に精緻なものである。紙繊維の分散液に関する研究はさらに派生して、紙繊維の色付けについて言及した論文が発表されている(Hanington 1994、Lorrain 2000)。

1990年代には紙力強化という側面からのアプローチがなされるようになる。好例がリーフキャスティング、ペーパースプリット、ラミネーティング、パリレン法[注4]を対象とした比較試験であろう(Bansa, Ishii 1997)。ここでのリーフキャスティングはフリース法[注5]を採用している点に留意しておく必要があるが、リーフキャスティングは紙の補強方法として有効であるが、作業に用いる材料や資料自体の性質によっては、後に変色やpH値の低下を引き起こす可能性があるとの結論を出していることが注目される(石井 1994-a、石井 1994-b)。その後の研究でもやはり紙力強化として有効であるとしているが、美的要素を損なうことなく仕上げられる点を評価しつつも、修復技術として定着していないことを指摘している(Bansa et al. 1997)。?

さらに2000年代になると、紙力強化に関する別のアプローチが現れる(Vodopivec et al. 2004-a、Vodopivec et al. 2004-b)。こちらは、リーフキャスティングした資料の表面に種々のデンプン糊(小麦、ジャガイモ、トウモロコシ由来の)とMCを塗布することで、紙力の強化を図る方法である。加速劣化試験の結果、小麦デンプン糊とMC(重合度の低いもの)で良好な結果が得られたとしている(Vodopivec et al. 2006)。また、紙力強化とは離れるが、2003年にLaursenがリーフキャスティングを行った後の乾燥方法について、結局のところ自然乾燥が良い方法ではないかと言及しているのも興味深い(Laursen 2003)。?リーフキャスターの発展の一方で、手作業による充填も引き続き行われているが、これは主にアート・オン・ペーパー(art on paper)を対象としていると思われる(Keyes 1976、Laursen 1991)。また、リーフキャスターの代替として、サクションテーブル[注6] やシートフォーマー[注7] を活用した方法も考案されている(Futernick 1982、Honington 1994)。

 

 

国内におけるリーフキャスティングの発展

翻って国内の動向に目を向けると、紙繊維を分散させた懸濁液を手作業で紙資料の欠損部に充填する方法は、日本においても古くから存在していたことが分かる(大月 1936)。しかし、国外のように「機械による充填」という発展の仕方はしなかったと思われる。文献から見る限り、「機械による充填」を日本にもたらしたのは、国外で開発されたリーフキャスターである。1975年に東京国立文化財研究所(現・独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所)に研究員として勤めていた増田勝彦が、海外で開発の進んでいたリーフキャスターに触発され、リーフキャスティングの技術を日本の文書にも応用するべく研究を始めた。増田はリーフキャスターに倣った漉嵌機の試作と実験を1976年から繰り返し行っており(増田 1976、増田 1977)、この研究は1987年以降、財団法人元興寺文化財研究所へ引き継がれていくことになる。1988年には元興寺文化財研究所はリーフキャスティングによる修復事業の受託を開始している。

1980年代後半になると、日本マイクロ写真株式会社(現・株式会社ニチマイ)がLaursen方式を基にした国内機の生産を開始したことから、漉嵌機の導入を図る機関が現れるようになる[注8]。1988年に、有限会社東京修復保存センター(TRCC)がLaursenのリーフキャスターをデンマークから導入し、古文書の修復に積極的に取り組むようになる。しかしながら、この頃に発表された文献は、漉き嵌めの概要や作業工程を紹介するに留まり、発展的な内容はまだ含まれていない(坂本 1989、山内 1995)。

その後、1990年代初めに流し漉き型の漉嵌機が開発されているのが注目される[注9]。これは紙漉きにおける流し漉きの技法を踏まえて製作されたものであり、リーフキャスターにはない独特な漉き嵌め方法と言える。その他、岡墨光堂が「Digital Image Infill Paper System(DIIPS)」[注10]というシステムを開発している。しかし、このシステムは修補紙の作製を目的としており、漉嵌機自体によって修復処置を行う訳ではないので、厳密に言えば漉き嵌めの範疇から外れるだろう。

以上、日本国内におけるリーフキャスティング導入、および技術の発展について概観してきたが、海外に比べ、研究の幅が若干狭いように思われる。国外では1960年代頃から問題視されてきた近現代資料の保存対策が、日本で注視され始めるのは、1980年代になってからである。それまで文化財指定を受けていたのが近現代より前の資料だったこともあり、近現代資料に対する関心は薄いものであり、大量にある資料を保存する「マス・コンサベーション」という考え方はなかったと言える。

日本には伝統的な「装?」という技術があり、資料1点1点に対して裏打ちを行ったり、虫損を1つ1つ補填したりするような修復の在り方が定着しており、それがリーフキャスティングの導入を遅らせた原因のひとつであると思われる。また、よく耳にする「職人技」という言葉からも察せられるように、技術者の「勘」を重視する傾向がある日本では、繊維量を正確に分析・計測してキャスティングを行うという考え方や、機械的に資料を処置していく連続式のリーフキャスティング方式は、馴染まない所があるのかもしれない。その他、リーフキャスティングを適用した資料に対する試験の公開や、技術を向上させるために行った機械の改良部分、あるいは作業手順の開示は、あまり見られないのも特徴である。

修復技術の1つとして浸透している裏打ちは、1枚の資料に複数ある欠損部を、裏打紙で一度に処置するという点では、リーフキャスティングと同じである。近年、古文書の処置方針を決める上で、裏打ちとリーフキャスティングが必ず並んで取り上げられ、その是非を問われるのは、互いに似ている点があるからこそだと思われる。裏打ちでの修補が浸透している日本では、「修復=裏打ち」的な考え方が未だ根強く、その点でリーフキャスティングはまだ遅れを取っていると言える。さらに、近現代資料の場合、材木パルプ紙が基材となっていることが多いが、和紙ではなく、パルプ紙にリーフキャスティングを適用した事例は、それほど多く発表されていない。公表されている多くは、虫損が著しい和紙が基材となる古文書への適用例である。こういった点でも日本におけるリーフキャスティングには、未知数のところがあり、開発や適用の余地が多くある。

最後に、リーフキャスティングの利点として、大量の資料を一度に効率よく処置できる点が挙げられるが、実は一概には言えないということに触れておきたい。リーフキャスターの規模や、それに付随する器具の準備によって、かなりの差が出てくると思われるからである。リーフキャスターの規模について言えば、処置できるのが最大B4サイズ2枚の規模のものと、連続式リーフキャスターでは、明らかに作業効率に開きがあるだろう。機関や工房が持っているリーフキャスターの規模やその他の環境の整い具合によって、資料をどの程度「効率的」に処置できるかが変わってくることに注意したい。

 

[注]

[1] 文献の中には、MC(メチルセルロース)やCMC(カルボキシメチルセルロース)、時にはPVA(ポリビニルアルコール)が分散剤として使用した記述がある。詳しくは、Ⅱ章を参照のこと。また、補填箇所の接着を強力にするため、欠損部に予めMCを塗布する方法もある。

[2]リーフキャスティングを行う機械の呼称として「リーフキャスティングマシーン」「リーフキャスター」があるが、ここでは「リーフキャスター」で統一した。なお、国内で開発された機械に関しては、「リーフキャスティング」「リーフキャスター」などの呼称を避け、「漉き嵌め」「漉嵌機」と表記した。その際、文献によって表記にバラつきの見られた「抄き嵌め」「漉き填め」という表現も「漉き嵌め」に統一した。

[3] ベルトコンベヤーの使用についてはNyukshaに先駆け、米国のJose Orracaが発案したものと思われる。(Blunn 1976)

[4] 特殊な熱可塑性樹脂(ポリパラキシレン)で、劣化資料を強化する方法。原料となるパラキシレンは二量体であり、熱分解(550℃)によりモノマーのガスとして資料に供給される。冷却すると蒸着が起こり繊維表面で重合して、非常に薄いコーティング層を形成する。(石井 1994-a)

[5] 通常のリーフキャスティングの処置を行った後、極めて薄い紙(フリース)を漉き、資料両面に張り合わせて資料の補強とする方法。(石井 1994-b)

[6] Ⅲ章「サクションテーブル上でのリーフキャスティング」の項を参照のこと。

[7] Ⅲ章「シートフォーマーを用いたリーフキャスティング」の項を参照のこと。

[8] (財)元興寺文化財研究所、国立公文書館、神奈川県立公文書館、沖縄県文書館など。

[9] このタイプの機械は、株式会社大弘が「漉きはめ修復機」として取り扱っている。

[10] DIIPSとはデジタル技術で欠損部のデータを作成し、それを用いて漉嵌機で修補紙を漉く方法である。その手順は以下の通りである。資料の写真を撮影し、スキャナーで本紙データとしてPCに取り込む。画像処理をPCで行い、欠損部のデータのみを抽出して修補紙のデータを作成する。このデータを出力して欠損部と同じ形の穴を開けた開口シートを作成し、それを漉嵌機にセットして修補紙を漉く。作製した修補紙を資料の欠損部にあてがい、デンプン糊で接着して補填する。http://www.bokkodo.co.jp/gijutsu_diips.html?

 

 

II. 開発と普及の流れ

リーフキャスティングの歴史の概要は、Ⅰ章で既に紹介した通りだが、ここではリーフキャスター、および漉嵌機に焦点を当て、その開発と普及の流れを国外と国内に分けて年代順に提示する。しかしながら、リーフキャスター、漉嵌機は、様々な工房や機関が各々に開発、改良をしており、全てを網羅するのは非常に困難である。また、詳細が載せてある文献には限りがあり、特徴の一部のみを記述したものも多い。そのため、代表的なもののみ年代順に並べて提示し、情報があまりにも少ないものや、開発の時期が明確ではないものは割愛して最後にまとめて載せた。

 

<国外>

1930年代後半~1950年
Ladislaw Zedletsky、Joseph Vyskocil(プラハ国立図書館、チェコスロバキア)が手作業による紙繊維の欠損部への充填(manual technique “pouring”)を実践

1953年
Harry Miller Lydenberg、John Archerがmanual techniqueを提唱、 Otto Wachterがmanual technique“paper adhesion technique”を推奨

1956年
Yulia Petrovna Nyuksha (サルティコフ・シュチェドリン図書館、旧ソ連)が機械的な欠損部補填(mechanical technique“leafcasting”)を初めて実践

1961年
Esther Boyd Alkalay(ブルガリア国立図書館)がNyukshaの影響を受け、 リーフキャスターを製作   【初代】48×65(㎝)、絹(支持体)、PVA(分散剤)  【改良型】50×70(㎝)、水頭圧式、叩解機、乾燥プレス(2ヶ)、ポンプ、 レールの設置により書葉を右から左へと移動、穴の開いたプレート

1967年
Esther Boyd AlkalayがIADA(international association of book and paper conservators) conferenceドイツ大会に参加、後にJoseph Ries<スイス>との協力、西ドイツとオーストリアで発表
→ 図書館、公文書館、修復工房、個人の修復家へ普及

IADA大会では、Joseph Vyskocil(チェコ)がチェコで30年以上行われてきたmanual techniqueを紹介。これにより、1967年以前の西ヨーロッパではラミネーションやインプレグネーション[注1] などの技術に関心が向けられていたが、IADA大会でリーフキャスティングが紹介されたのを機に、急速に普及するようになる。

1969年
Esther Boyd Alkalayがイスラエルに移住し、リーフキャスターを多数製作。 【改良型】46×66(㎝)、極薄の紙をキャストする時のみポンプが正常作動、 機械に繊維が残りやすく、次のキャスト時に支障を来たす(特に色付けした繊維を使用時)
→ その後、ヨーロッパ、アメリカの諸機関で改良版リーフキャスターの導入

1971年
Esther Boyd Alkalayが“Recurator”を開発。 【“Recurator”】55×75(㎝)、全体130×98×78(㎝)、250㎏、CMC(接着剤または分散剤として使用か)、乾燥プレス無し、作業スピードと利便性の向上(1回ごとに新たな水を供給、または閉鎖水系)、 資料と分散液槽との距離が離れているため、操作に熟練が必要 →ワシントンの議会図書館、ケンブリッジ大学図書館、パリの国立公文書館、英国図書館などで導入

1974年
Marilyn Weidnerがサクションテーブルを使用したリーフキャスティングをAIC(The American Institute for Conservation of Historic and Artistic Works) Conferenceで紹介

1976年
Per M. Laursen(デンマーク)がリーフキャスター(閉鎖水系)の小型化と簡素化を目指して研究開始

ロシア、チェコスロバキア、東ドイツ、ポーランド、ルーマニア、ユーゴスラビア、オーストリア、西ドイツ、スペインなどでリーフキャスターが開発されるようになる。

1983年
Yulia Petrovna Nyukshaが新しいリーフキャスターを開発。 ベルトコンベヤー、叩解機、繊維を入れる調剤タンク、水頭圧式(上部可動式)、ドラム式ヒート乾燥

1985年
J. Franklin Mowery(フォルジャー・シェークスピア図書館、米国)がリーフキャスティングに必要な繊維量の計測法を開発。 ビデオカメラ、デジタイザー、PCを使用

1987年
Laursenがベルトコンベヤーを使用した連続式リーフキャスターを開発。 ベルトコンベヤー式(連続したキャスト)、1分間に4シートキャスト、 設置に2週間、かなり広い空間が必要、2人で作業

 

国外で1973年までに開発されたその他のリーフキャスター

Karl Trobas(オーストリア) 2槽式(上部:分散液槽、下部:排水槽)、 簡素な格子のあるスクリーン、フットペダルで操作、1968年に開発

Gerg Bergendar(ドイツ) プラスチック槽、木製ローラーで上下する格子、穴の開いたプレート、 水頭圧式、1971年、1973年に開発

Gross(オーストリア) 小さな円筒状、大きな格子、欠損部を円筒の下に移動させながら1つずつ補填

Mutville(フランス) 57×41(㎝)、2槽式(入れ子式、内槽の下部に多数の穴)

Lorenzen(ドイツ) 46×68(㎝)、真空ポンプ(70?の水を2槽へ)、可動式

Vicente Vinas(スペイン) “Vinyector” 55×75(㎝)、吸引ポンプ(高い濃度の分散液も吸引可)、 3分間で1枚キャスト、複合機能型(燻蒸、洗浄、脱酸、漂白、紙力強化が可能) キャスト痕が残らない、掃除方法がやや難 → スペインのほか、ラテンアメリカ、カナダ、ヨーロッパへ普及

Per M. Laursen(デンマーク)  57×75(㎝)、全体130×85×48(㎝)、プラスチック製、 水消費量160?(閉鎖水系)、ポンプ220Vもしくは110V、 スクリーンの引き上げに熟練が必要、操作する人によって仕上がりに差、Bergendaのものと似た型式

Dag Petersen(西ドイツ) 70×55(㎝)、ステンレス製、スイッチ・ボタン・レバー操作、閉鎖水系、 部分的にキャスト可、タンクに入らない資料はアームでキャスト、機械の改良・修繕可、複合機能型

 

(Alkalay 1987、Craig-Bullenr 1994)

 

国外で1987年頃に開発された様々なリーフキャスターのその他の特長

1987年2月13日に開催された古文化財科学研究会例会でのPerM.Laursenによる講演「デンマークにおける図書の修復」配付資料によると–

  • 15秒で1枚(2ページ)キャスト ・ 圧縮脱水を2分間、更に空気乾燥
  • 60×400(㎝)の面を1分間に5、6枚キャスト
  • パークロメディカルソールで殺菌した後に、MCの混合物(ソルビトーガ)で接着強化

 

<国内>

1936年 紙繊維を分散させた懸濁液を作り、資料の欠損部に流し込んで補填する技術が既に行われていた

1975年
増田勝彦が和紙基材の資料に対し、リーフキャスティング技術の応用を試み、試作開始【初代】自然流下式1977年増田勝彦が和紙基材の資料修復に適した漉嵌機の基本的な構造と処置方法を確立【改良型①】吸引式(真空タンクによる強制排水)、粘状叩解、離解時間短縮(10~15秒)、圧縮乾燥

1986 ~1987年 増田勝彦が改良版漉嵌機を新たに開発、さらにPer M. Laursenとの共同研究(単機能型リーフキャスターの日本文書への応用)を進める

1987年 (財)元興寺文化財研究所が増田勝彦製作の改良版漉嵌機を更に改良・漉き嵌めを行うテーブルに漉き枠とフィルターを設置・テーブル下に照明を設置(ライトテーブル機能)・配水管に直結した排水・角材の組み合わせで大きさを自在に変化できる漉き枠

1988年  (財)元興寺文化財研究所が漉嵌法による修復事業の受託開始

~1990年 日本マイクロ写真株式会社(現 株式会社ニチマイ)がLaursenの機械を基に国産機を生産 90×155×100(㎝)、130kg、本体:塩化ビニール製、架体:ステンレス製 SUS-304角パイプ、脇水槽:104?、主水槽:130? → 国立公文書館、神奈川県立公文書館、沖縄県公文書館にて導入

1990年初 岡墨光堂がリーフキャスティングの技術を元にした漉嵌機(流し漉き型)を開発

1998年  岡墨光堂がデジタル技術を応用した修補紙作製システム「Digital Image Infill Paper System(DIIPS)」を開発

 

[注]

[1] 紙力強化剤(セルロースエーテル、ゼラチン、キトサンなど)を資料に含浸させる方法。

 

III. 技術の詳細

ここでは手作業による充填(manual technique)と機械による充填(mechanical technique)を取り上げ、その技術の詳細を利点や問題点、実際の作業手順例を明らかにしたい。さらに、サクションテーブルやシートフォーマーを活 用して行うリーフキャスティングについても簡単に触れる。

 

手作業による充填(manual technique=“manual pulp infill”)

水に分散させた紙繊維を資料の欠損部に入れ、スプーンの底などを使って撫でて表面を平らにして補填する方法で、別名としてfiber mixture in-fill、liquid pulp repair、pulp fill(wet) applied manually、pulp fillingなどがある。この方法は、以下に挙げるような問題点がある。1967年まで裏打ちやラミネーションの方が修復処置として一般的であったのは、このような理由があったからだと考えられる。しかし、リーフキャスティングにおいても同様の問題は生じるので、作業時間と手作業ゆえの補填の不均一さが一番の障害だろう。

 

問題点

  • 作業に時間が掛かる
  • 補填が不均一になりやすく、補填箇所自体にもムラが出来やすい
  • 大きい欠損(特に滑らかな表面の標準的な紙)への補填は難しい
  • 厚く脆い紙に対する補填の接合が弱い
  • 補填箇所と本紙の伸縮率の違い、もしくは分散剤や接着剤の影響により本紙に歪みが生じる
  • 慣れるまでに経験が必要

 

作業手順例①  (Laursen 1992)

道具: 家庭用ミキサー、プラスチック製容器、スプーン、刷毛

a. ナイロンの網で全体を覆った枠(寸法は資料の大きさによる)
b. 写真用のプラスチック容器(余分な水を下で受ける)
c. フェルト(資料をプレスする)

  1. bの上に資料を載せたaをセットする
  2. 必要となる紙繊維の量を計算し、水に分散させる
  3. 2の分散液を資料の欠損部に流し込み、スプーンの底で平らに均す
  4. 補填した資料をcに挟んでプレスする
  5. 約2分後、資料をcと板の間に慎重に移動させてプレスし、最終的な乾燥を促す

 

作業手順例② (大月 1936)

まず分散液の作り方を説明する。本紙と同じ古色・質・組織を持った紙(楮・三椏・雁皮)を集め、熱湯で数十分間煮る。紙が分散しない時は少量の灰汁、またはソーダ液、カリウム液等を加えて撹拌する。この分散液を裏漉しした後、水で洗浄して繊維中に残留しているアルカリ分を除去する。繊維を集めて、清潔な板の上に載せて棍棒のような物で叩解する。充分に叩解した繊維を水に入れて撹拌し、この糊状になった分散液に、本紙に使用されている材料(松脂、白土、デンプン糊、煤玉、砥粉、楡汁、その他の顔料)を適宜加えて再び撹拌する。なお、着色の方法として、古障子・古襖紙等の煮出し汁を使用することも可能である。

  1. 本紙の欠損部を裏面から砥草、軽石等で慎重に擦り、喰い裂きのようにする。
  2. 板の上に目の細かい金網を敷き、金網の全面を水刷毛で湿らす。
  3. 本紙の裏面を上にして金網に置き、欠損部を網に密着させるようにする。吸口、または小型の片口のようなもので、分散液を少量ずつ慎重に本紙の喰い裂き部分に流し込む。流し込む分散液の量が多過ぎる、あるいは濃過ぎると、本紙がその箇所だけ厚くなり、乾燥後、ムラのように見える。そのため、薄めの分散液を数回に分けて流し込む。
  4. 分散液は流し込んだ当初は高く盛り上がっているものの、次第に平らになる。本紙とほぼ同じ厚さになった時に、上から紙を軽くあてて余分な水分を吸い取る。
  5. 含まれた糊や樹脂等の湿り具合を確認しながら、静かに本紙を上げて金網を取り除き、板の湿り気を拭う。補填箇所は本紙の裏面から刷毛で軽く撫でておく。
  6. 椿の青葉等の表面が滑らかな草木の葉で、補填箇所を注意しながら擦り、仕上げとする。
  7. 補填箇所が本紙の色味と調和しない時は、本紙全体に薄い明礬水を塗布して乾燥させた後、不透明な顔料や煤水等を噴霧して古色を付ける。

 

 

機械による充填(mechanical technique=“leafcasting”)

紙繊維を分散させた懸濁液を機械的に資料欠損部に流し込んで補填する方法である。撹拌した分散液をスクリーンに載せた資料の上から流し込み、余分な水分を下に落として欠損部分にのみ繊維を残す。水分の落とし方として、2種類(水頭圧式、吸引式)が挙げられる。水頭圧式は、入れ子状の大小の水槽の水頭差圧を利用する方法で、吸引式は、吸引装置を利用して水分を強制的に下方に落水させる方法である。どちらにも一長一短あるが、一度に広い面積のキャスティングが可能なため、手作業に比べて作業時間が短縮できる。

しかしながら、キャストに至るまでの作業に時間を要する点ではmanual techniqueと変わらない。両者共に、資料の損傷が著しい場合は特に、折れの伸展や破片の位置検討の必要が生じるため、作業時間が比較的長くなることを想定しておいた方が良い。この方法の利点と問題点は以下の通りである。

利点

  • 設備と器材さえ整えば熟練を要さずできる処置であり、作業時間の短縮、処置技術の均一化が図れる
  • 使用する水に化学薬品を加えることで、補填と同時に脱酸、紙力強化なども行える
  • 老けた資料の場合、その繊維の残り具合に拘らず、ほぼ均一な厚みに処置できる

問題点

  • 対象資料が水性処置の可能なものに限られる
  • 寸法によっては対応できない資料がある ・ 資料が厚みを増すほど、本紙と補填箇所の厚みを均一にするのが難しい
  • 基本的には接着剤を使用しないため、厚い資料の場合は折り曲げると補填箇所が外れる可能性がある
  • 損傷や劣化の程度が著しい資料の場合、処置中に破損の恐れがある
  • 紙の伸縮が激しい資料は乾燥の途中で亀裂が生じる恐れがある
  • 冊子の一部のみを処置した場合、書葉の寸法が不揃いになる可能性がある

また、次のようなことが補足事項として挙げられる。

  • リーフキャスティングに向かない資料として、水溶性のイメージ材料を使用した資料、コート紙、加工紙(打紙など)等が挙げられる。しかしながら、こうした資料も部分的にキャストを行うことで処置が可能である。
  • 補填箇所と本紙の接合の仕上がり具合を左右する要因として考えられるのは、本紙の劣化度、分散液の性質、欠損部の縁と紙繊維の伸縮率、排水する水の速度である。
  • キャスト時に資料の破片が浮遊するのを防ぐ方法として、レーヨン紙とフノリを用いた固定法がある。
  • 資料表面にのった紙繊維が気になるときは、分散液の濃度を低めにすると軽減できる(資料が裏白の場合は多少の繊維がのっていても、問題とならない)。
  • 分散液を作るにはミキサーよりも叩解機の方が良いが、高価なものを使用するのは実用的ではないので、必要ない。また、原料にする紙の選定、および分散液を作製する時の繊維と水の割合さえ問題なければ、その液は様々な用途に使用できる。
  • 接着剤は紙繊維が本紙に接合する助けとなるが、本紙の表面特性を変えるので、使用には充分な配慮が必要であり、出来ることなら避けるべきである[注1]。

 

作業手順例①(水頭圧式・吸引式) (Futernick 1982)

  1. 損傷した本紙を完全に湿らせる(補填箇所との接合を助長するため)。
  2. 槽の底にスクリーンを置き、その上に本紙を載せる。水を注ぎ入れた際に本紙が動かないよう、締め具が通常使われる。
  3. 細かくした適切な種類・色の紙繊維を必要量だけ正確に取り、水の槽で撹拌する。(本紙と同じ厚みにするには、欠損部の大きさと紙の厚みを把握して、正確な量の紙繊維を入れることが肝要。方眼紙や面積計があると便利)
  4. 吸引式、水頭圧式ともに、吸引する力が損傷箇所に働き、余分な水は排水されて欠損部に層となった紙繊維が堆積する。

 

作業手順例②(吸引式) (山内 1995)

  1. 補填する紙の量を決める。
  2. 叩解機で紙繊維を作る。
  3. 水に紙繊維を入れて均一に分散させる(分散剤としてポリアクリルアミド使用)。
  4. オモテを下に向けた資料を不織布の敷き紙の上に載せ、サクションテーブル上に置く。
  5. 漉き枠を置いて吸引しながら、水に分散させた紙繊維を流し込む。(紙繊維は欠損部に集まり、余分な水は下部のタンクに吸い取られる)
  6. 漉き枠を外し、上から不織布を被せて資料を取り上げる。
  7. 資料をフェルトに挟み、プレス機で圧着する。
  8. プレス機から資料を外して自然乾燥させる。

 

また、Ⅰ章で触れた流し漉き型の漉嵌機の作業手順については、以下のURLに詳しい。 http://www.npobook.join-us.jp/report/vol_12/index.html

 

サクションテーブル上でのリーフキャスティング

リーフキャスターの代わりにサクションテーブルを用いてキャストする方法。サクションテーブルは通常、洗浄や染み抜き、裏打ち、乾燥等の処置時に使用される。リーフキャスティングに用いる際は、上部開口、表面平滑、吸引(suction)、気流(air flow)を満たしたものが使い易い。

さらに、大量の水を扱うため、排水経路の確保を行う必要がある。この解決策として2つの方法が考えられる。1つはPVC製のT字パイプをサクションテーブルに取り付けて、新たに排水経路を作る方法である。もう1つは、サクションテーブルの下部に排水を一時的に溜めておき、ホースで排出する方法である。また、携帯用小型サクションテーブルを使用してリーフキャスティングを行う方法もある。この場合は、ライトテーブル上に設置して処置を行う。サクションテーブルを用いたリーフキャスティングの利点、および有効に機能する状況は以下の通りである。

利点

  • 資料全体を湿らす必要がない
  • 水溶性のイメージ材料があってもアルコールの使用で処置できる
  • 使用する分散液が非常に少量なので、紙繊維の本紙への堆積が避けられる
  • 表面と裏面から分散液を半分ずつ入れることで、強度を高めることが可能であり、同時に欠損部の縁を周囲と馴染ませられる

有効な状況

  • 従来型のリーフキャスターがない場合
  • リーフキャスターが対応できない大きさの資料の場合 ・ 欠損部が大きいが、補填部の表面を特に平滑にしたい場合
  • 本紙が美的な価値を持っており、風合いが重要視される場合

 

作業手順例① (Baker 2005)

道具:サクションテーブル、ミキサー、薄いろ紙、厚いろ紙(マスキング用)、噴霧器、 点滴器もしくは小さめのビーカー、テフロン製のローラー、不織布、刷毛

  1. サクションテーブル上に薄いろ紙を敷き、その上に資料を載せる。
  2. 水分を軽く与え、資料を伸展させる。
  3. 吸引力を弱めにしてサクションを始める。
  4. 欠損部の周囲を厚いろ紙でマスキングする。
  5. 紙繊維を含んだ分散液を点滴器、もしくはその他の道具を使って、欠損部に流し込む。
  6. 必要とする力までサクションを強める。
  7. 資料の上に不織布を被せ、その上からローラーで紙繊維を撫で付ける。
  8. そのまま暫く資料を乾かす。
  9. 不織布と厚いろ紙の間に挟んで乾燥させる。

 

作業手順例② (Futernick 1982)

  1. プラスチック製の円筒とフィルムで、分散液を入れる容器を作製する。
  2. サクションテーブル上にプラスチックフィルムと不織布を重ねて敷く。
  3. 分散液を入れる容器に付ける栓を作製し、設置する
  4. 紙繊維量の調整をする。(多い場合は厚く不均一に、少ない場合は薄く透明度が高くなる)
  5. 準備が整ったら、分散液を容器に入れてサクションを作動させる。 容器内の栓を素早く抜いてキャストする。
  6. サクションテーブルの上に敷いた不織布の間にろ紙を入れて、水分を除去する。不織布を支持体として資料をテーブルに移動し、補填箇所の上から骨製の磨き器で押え、繊維を固めて接合させる(プラスチックフィルムや不織布を上に載せて行っても可)。その後、自然乾燥させる(重石を使用したプレス乾燥は避ける。特に大きな欠損部の場合、接合離れを避けるためには自然乾燥が良い)。乾燥後に再度湿らせて、最終的なフラットニングを行う。
  • 紙力強化・サイジングをしたい場合は、分散液に接着剤を添加、もしくはキャスト後、まだ湿っている状態の資料に対して処置を行う。
  • より精密なキャストを望む場合は、 ガイド線を引いたスクリーンを作製し、それを用いてキャストを行う。
  • 柔らかく、フェルトのような風合いの仕上がりにしたい場合は、アルコールを使用したキャスト が可能である[注2]。

 

 

シートフォーマーを用いたリーフキャスティング

シートフォーマーとは、製紙業で使われる紙を漉く機械のことであり、この機械の性質を組み込んで作られたのがリーフキャスターである。そのため、シートフォーマーをリーフキャスターの代替品として使用することが可能である。例えば、Talas製のシートフォーマーは40×30(㎝)、76×65(㎝)の深いシンク、アルミニウム製スクリーン、ブロンズ製カバーで構成されている。簡単な構造ながらも機械自体に自重があるため、操作にかなりの力を要する。機械の水平を保たないと漉きムラが生じることを考えると、使いこなすのは非常に難しいと言える。(Craig-Bullen 1994)

 

[注]

  1. 補填箇所の接合をより良くするため、サーモスタッド付きの機械が開発されている。これは、25‐30℃で繊維間の結合が高まることを利用したものである。
  2. 水、あるいは水とサイズ剤を使用した部分的なキャストの代替策となる。

 

 

IV. 参考文献

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