今日の工房 2009年

週替わりの工房風景をご覧ください。毎日こんな仕事をしています。

2009年07月22日(水)

デジタルビデオカセット(DVC)用の仕切り付保存箱。目録順に整理作業をしながら 保存箱に収納できるよう、カセットの磁気テープのサイズに合わせて可動式の仕切りを つけてある。

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2009年07月16日(木)

和紙をフードプロセッサにかけて繊維にしたもの。本の表紙の虫損穴等を埋める papier-mache (一種の紙粘土)の材料として、あるいはインク焼け資料の剥落部を繋ぎ留めるファイバー・ブリッジとして―等々、いろいろな使い方がある。

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2009年07月08日(水)

海外への輸送用のガラス乾板フォルダー。台紙と乾板を固定するシンク、そして中身がわかる窓付の3層構造にしてある。縦置きのガラス乾板保存箱に収納しカードホルダーをつけた。

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2009年07月02日(木)

工房での手作業による脱酸酸性化処置後の紙中のアルカリ残留量を測る中和滴定法(ISO 10716:1994)の試験。公文書や新聞等に多用されてきた機械パルプ紙を 主な対象にしている。

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2009年06月25日(木)

SP用レコード保存箱を作る。1枚ずつ3Fフォルダーにはさみ、アーカイバル封筒に収納。
検索しやすいようにジャンルごとに縦置の差込箱に入れ、まとめて取っ手付きの大型箱に保存した。

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2009年06月17日(水)

出向先への搬出作業。毎年恒例になっているが、これから約1ヶ月の間、6名ほどがお客様の現場で作業を行う。スタッフの三分の一が留守になる工房は少しだけ寂しくなる。

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2009年06月11日(木)

アーカイバル容器のトップページをリニューアルしました。「資料からのアクセス」をテーマに、ホームページの見直しを行い「資料の収納例」というページを新たに加えました。また、新製品の「Renka」シリーズも誕生いたしました。Renkaも含め今後も新しい製品を発表してゆきます。どうぞご期待ください。

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2009年06月05日(木)

原稿のフラットニング。ゴアテックスを使用した水蒸気加湿によって、紙全体にわずかな水分を与え、ろ紙に挟んでプレスする。水に可溶性のインクが使われていても、水蒸気による加湿であれば、インクが滲むことなくフラットニングを行うことができる。加湿時間の調整がポイントになる。

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2009年05月28日(木)

多くのお客様より寄せられた声をもとにして、「シンプルで使いやすく、よりお求めやすい価格」をコンセプトに、アーカイバル容器の新シリーズを開発。第一弾として来月2つの商品を発売予定。

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2009年05月18日(月)

某大学図書館から譲っていただいた革装丁の廃棄本。今年のCSSのテーマのひとつ「革装丁の劣化対策」のサンプルとして活用させてもらう。処置を誤るとこうなってしまうというシミュレーションを含めた事例とマニュアルを近日中に公開する。

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2009年05月11日(月)

大判ポスターを収めるための保存容器を作る。棚から引き出し易く、かつ容易に持ち運びができるよう取手を四方に付けている。また一辺が2mと大型のため、補強を施した堅牢な作りの箱に仕上げている。

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2009年04月30日(木)

今年度のCSSのテーマ。リグニンを多く含む資料に対する各種の漂白効果をみる。洗浄・脱酸性化処置との組み合わせや、漂白方法の違いによって数種類のCSS を作成している。4月~5月にかけての期間は、各自がテーマを持ち自分たちの研究に取り組んでいる。

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2009年04月23日(木)

デザイン画を収納するブックマット。サイズがバラバラな為、マットの大きさを統一し資料に合せて窓マットを作製した。そのまま展示にも使用でき、重ねて保存箱に収納できる。

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2009年04月15日(水)

昨日開催された第11回図書館サポートフォーラム賞表彰式。牛付き(?)お祝い電報も。

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2009年04月09日(木)

粘着テープの除去。紙力が落ちて角質化している紙の破損部分の補強として、粘着テープが複数箇所に貼られている。本紙ごと有機溶剤に浸漬しながら、慎重に スパチュラで剥がして除去する。本紙全体を浸漬することで、粘着テープの貼ってある周辺に輪染みを作ることなく処置することができる。

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2009年04月02日(木)

巻子用の仕切り付保存箱を作る。元の木箱も一緒に収納するため、仕切りを設け巻子を入れる側には軸受けと中蓋を作製。木材からの揮発成分の影響を考慮して、ガス吸着機能をもたせた新きりなみ仕様となっている。

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2009年03月24日(火)

没食子インクのインク焼けが生じている手書き原稿。インクおよびその他のイメージ材料が水に可溶性であり、フィチン酸カルシウムによる抗酸化処置が施せな い。そこで酸化抑制効果のある臭化ナトリウムを含浸させた台紙を作成し、資料と共に不活性のポリエステルフィルムに封入する。

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2009年03月18日(水)

版木を収納するシェルボックス。取出し易く強度をもたせたいというお客様のご希望に応えて、三辺に立ち上がりをつけ印籠型に改良した。資料名が一目で判るカードホルダーを付けて完成。

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