今日の工房 2012年 6月

週替わりの工房風景をご覧ください。毎日こんな仕事をしています。

2012年06月27日(水)

6月30日、7月1日の2日間、文化財保存修復学会が東京で開催される。展示用ブースのサンプルやレイアウトの確認をした。当社では例年のブース展示の他、30日のポスターセッションで「水害を受けた紙媒体資料の簡易・迅速な緊急避難法」を発表する。ご来場の方は是非お立ち寄りください。

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2012年06月21日(木)

巻き癖の強い図面の水蒸気による加湿フラットニング。保存修復手当を行うためには、まずはこれらを平らにする必要がある。容器に室温の水を張り、資料が直 接触れないよう底上げして網を置き、資料を入れたら蓋をかぶせて加湿する。この方法で、ある程度の量をまとめて処置する事ができる。

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2012年06月14日(木)

毎年夏にお客様に配っている手拭い。今年もいくつかのデザインの候補が挙がり、我が社の女子組に選んでもらった。さて本命は?

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2012年06月09日(木)

美術館の既存の屏風用ラックに、はめ込み式の壁板を製作した。表面が中性紙ボードでできた壁板は金属より資料へのあたりが柔らかく、立てかける際にも安心できる。今回は最大で約1.8m×1.2mもの大きさがあるため、三層構造にして強度をもたせた。貼り合わせも3人がかりの大仕事。

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2012年06月07日(木)

商品がちょうど納まるように梱包用ダンボールを加工するにはちょっとしたコツがいる。このためのアイデア治具がこれ。棒と直角にダイスが食い込みスライドさせると、折りたい箇所に線状に凹みがつく。梱包の決め手になる正確な折り込みラインが誰でも簡単に引ける。角材とクランプだけの簡単なものだが、あると大変便利。

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