スタッフのチカラ

東京大学地震研究所図書室様におけるトレー付き倹飩式棚はめ込み箱の導入事例

2012年07月20日

東京大学地震研究所様は地震・火山活動や地球内部における諸現象の科学的解明と、これらの現象が引き起こす災害の軽減の研究及び教育を行なっている。地震研究所図書室様では地震、火山、津波など地震研究所に関連深い災害をテーマとした鯰絵(なまずえ)をはじめとする瓦版などの和古書約550点以上を所蔵している。これらのほとんどは、保存に適さない布帙に納められ平積みされていた。

今回、地震研究所図書室様から「資料を長期間保存し、かつ活用していくために適した保存箱に入れ替えたい。また、未整理資料を整理して順次追加できるように既存桐箪笥内でのスペースを有効活用したい。」という依頼を受けた。そこで、桐箪笥内にすっぽりと納まる棚はめ込み箱を納めた。前扉は完全に外すことができる倹飩(けんどん)式で、保存箱内部はトレーが付いていることにより、資料へのアクセスが格段に容易になった。また、既存布帙を排除したことで、以前よりもスペースを圧縮することが可能になった。

 

 

 

東京大学地震研究所:http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/index-j.html
東京大学地震研究所図書室:http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/tosho/

 

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