今日の工房 

週替わりの工房風景をご覧ください。毎日こんな仕事をしています。

2014年03月06日(木)

洋装本の修理に使う自社製のスロッティング・マシーン。表紙の芯材に回転刃で溝を切り込み、この溝に、本の本体背に貼られて両側に飛び出すハネや、綴じの支持体を挿入する。外れた表紙の再接合が、元の表紙や見返しを傷めることなくきれいにできる。挿入するハネなどの厚みに合わせた刃の交換や、表紙芯材の厚みに合わせた刃の高さ調整も可能。また足元スイッチにより作業が両手フリーでできる。スロット構造の図はMarion, K. et al. ed. “Conservation of Leather and Related Materials,” 2005, p.238から。

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