今日の工房 2019年 10月

週替わりの工房風景をご覧ください。毎日こんな仕事をしています。

2019年10月25日(金)会社案内のパンフレットを作製しました

このほど新たに会社案内のパンフレットを作製いたしました。これまでホームページにのみ掲載していた、当社事業のご紹介を目的とした内容で、製品カタログやリーフレットをひとまとめに収納するためのポケット付きの見開きタイプになっています。

 

印刷用紙の選択やロゴエンボス、差し込み仕様など、当社の担当スタッフが打合せを重ねて厳選しました。中でも注目していただきたいのは、全体のデザインならびに撮影、印刷加工をご協力いただいた株式会社タイタン・アート様による見開きページのイラストとデザインです。私たちの日常の仕事風景が投影されており、当社にお越しになったことのある方はもちろん、「今日の工房」をご覧いただいている皆さまにもお馴染みのシーンや製品、機材が描かれています。当社の雰囲気を感じていただだけるような、私たち自身も見ていて楽しいパンフレットです。ぜひそちらも注目してご覧ください。

2019年10月16日(水)文化財防虫防菌処理実務講習会に出展しました

10月10日、11日の2日間にわたり公益財団法人文化財虫害菌研究所主催、文化庁後援による「第39回文化財防虫防菌処理実務講習会」が日本教育会館中会議室にて開催されました。講習会では、文化財の保存と活用、文化財IPMと防災のあり方、各展示収蔵施設における文化財の保存管理、環境把握、虫・菌害の防除対策等をテーマとして計8つの講義が行われ、一般の文化財保存管理者をはじめ、文化財に関する生物被害防除業務に携わる100名以上の方々が参加されました。

 

機器展示の弊社ブースではアーカイバル容器空気清浄機付「ドライクリーニング・ボックス」無酸素パック「Moldenybe®モルデナイベ」汚染ガス吸着シート「GasQ®ガスキュウ」新薄葉紙「Qlumin™くるみん」を展示しました。また、弊社代理店IPMサポート株式会社の新商品「IPMトラップ※意匠登録出願中」を参考出品しました。IPMトラップは文化財害虫の侵入状況を調査するための粘着トラップです。従来の同等品に比べて組み立てが簡単、小型で設置しやすく、正面と側面がフラップレスのため害虫が入りやすい構造であることが大きな特徴です。記入欄もあるので設置場所、設置日時を書き込む事もできます。本製品のお問い合わせは下記まで。

 

IPMサポート株式会社
〒299-4502 千葉県いすみ市岬町中原422
TEL:0470-64-6824
FAX:0470-64-6825
email: t.hasegawa[@]ipm-s.co.jp

 

弊社ブースにお立ち寄りくださった方々に心より御礼申し上げます。

 

【関連情報】
『スタッフのチカラ』2015年12月2日 資料に付着した汚れやカビのドライ・クリーニング

 

『今日の工房』2014年09月26日 カビが発生した資料のクリーニング 

 

『今日の工房』2019年6月19日 共立女子大学図書館様の貴重書1900点のカビ被害のクリーニングから保存容器収納まで 

2019年10月9日(水)先月の台風15号による被災資料への各地の資料保全ネットワークの活動について

2019年9月9日の台風15号により、千葉県を中心に大きな被害が出ております。被災されました多くの方々に心よりお見舞い申し上げます。また復旧・復興のためにご尽力されている方々に深甚の敬意を表し、一刻も早い復旧を祈念いたします。

 

千葉県内の文化財関係の被災状況については、千葉歴史・自然資料救済ネットワークのブログに情報が掲載されております。現在、各地の資料保全ネットワーク関係者、地域の大学・博物館・資料館・文書館などに所属する研究者によって状況調査が進められており、被害対応や緊急支援をはじめとした手立てを講じるとともに、各資料ネットワーク間で情報共有が図られています。

 

私どもでは、目下、情報を収集しているところですが、今後、緊急支援・一時保管などの事態が発生した場合には状況また要請に応じて可能な支援を実施できればと考えております。

 

【関連情報】

千葉歴史・自然資料救済ネットワーク 

神奈川地域資料保全ネットワーク

東京大学千葉演習林 

2019年10月2日(水)企業史料協議会様主催 第13回資料管理研修セミナー「紙資料の保存、修理について」が弊社にて開催されました

9月20日、企業史料協議会様主催の第13回資料管理研修セミナー「紙資料の保存、修理について」が弊社にて開催されました。弊社での開催は2015年9月以来4年ぶりで、各機関よりアーカイブご担当者様など16名の方にご参加いただきました。今回は、修理(コンサベーション)、アーカイバル容器製造、営業の各部門がこれまでの経験をもとに「企業アーカイブにおいて資料に最適な保存対策を決定し、実践していく」過程において判断の一助となるようなプログラムをめざし、下記のような内容で見学会を行いました。

 

■修理(コンサベーション)部門

・近現代紙資料の劣化とその特徴
 新聞、原稿、ポスター、図面などを例に、劣化損傷の要因とその修理技術や保管方法について

 

・資料のデジタル化とそれに伴う処置
 台紙に貼られた写真、スクラップブックなどをデジタル化する過程で必要な撮影前と撮影後の処置について

 
・資料調査から処置への流れ
 保存処置方針の組み立てに必要な情報を得るため、まず資料全体を調査し、処置の方針を固めていく工程を紹介

 

■アーカイバル容器製造部門

・なぜアーカイバル容器が必要か
 長期保存のための容器に求められる品質、条件について

 

・アーカイバル容器を選ぶ際の考え方
 実際に容器を検討する際に、どういった点に配慮すべきかについて

 

■営業部門

・導入事例紹介
 企業アーカイブ様から多くご相談をいただく写真アルバムへの修理と資料整理に適した保存容器の事例
 それぞれのお客様の抱える問題やご要望に沿った過不足ない提案、導入までの経緯とその効果を紹介

 

質疑応答では多くのご質問をいただき、皆様の熱意、資料に対する真剣な思いがあふれるような会となり、私たちも大いに刺激を受けました。
また、資料保存について個々の処置にとどまらず「全体をどのようにとらえ進めていくか」という視点で見学会を行ったのは弊社にとって初の試みで、多くの学びを得ることができました。
この機会をくださいました企業史料協議会様、事例紹介をご快諾いただいた企業各位、参加者の皆様に心より御礼申し上げます。

 

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