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2015年07月02日(木) 保存修復学会での当社製品へのお客様の声をまとめてみました

6月27日、28日の両日、京都工芸繊維大学にて第37回文化財保存修復学会が開催されました。参加者数は1,000名程で盛況でした。当社ブースではアーカイバル容器のほか、「防カビ・殺虫ができる無酸素パックMoldenybeモルデナイベ」、「簡易ドライクリーニング・ボックス」、「汚染ガス吸着シートGasQガスキュウ」を出展しました。ご来場くださった多くの皆様から、沢山のご質問やご意見を直接伺うことができ、大変参考になりました。弊社ブースにお立ち寄りくださった皆様に心より御礼申し上げます。

 

◎ブースに立ち寄って下さったお客様の声をまとめました。

 

モルデナイベをお寺での事前調査や虫害による損傷が激しい仏像や木工品の修復処理を待つ保管中に使ってみたい。

 

美術館、博物館から作品を預かることがありほとんど桐箱に入っている。漆器もなるべく預かり中に安定に保管したくGasQに興味を持った。現在は薄葉紙に包んでいることが多いが汚染ガス対策にはならないので、シートタイプのガス吸着素材を探していた。

 

薬草類の押し花は残存する匂いも大事で、現状のままだと揮発する一方で消えていってしまうらしい。モルデナイベを試したい。

 

モルデナイベは長期に無酸素がもつのが本当にいい。使用温度条件の縛りもないのも良い。ほとんどの収蔵庫、前室は温度調整ができないし、神社仏閣はひどいところが多い。一時的な避難法としても使える。虫が出たものも含めてこれにいれてしばらくほっておけば良いと勧めている。

 

資材を提供しているディーラーだが、学芸員の方から、GasQはどうなんですか?と結構聞かれる。機能の裏付けの話を添えつつバッチリですよ、と勧めている。桐箱内での使い方が一番売れると思う。

 

文化財の刺繍を預かることもあり保管用にGasQに興味。金糸銀糸はガスの当たり方でやはり変色、劣化していく。色の移ろいを味わうことも日本の文化だが、使用前の金糸、銀糸の保管にGasQを使えばちょっと安心。

 

資料の保管環境が非常に悪く毎年壁やガラス、棚にもカビが生えてくる場所。モルデナイベに入れた資料の

経過をみているがカビは全く生えていない。

 

地方で文化財調査をやるときは所有者の家の部屋をお借りして数日間作業をやることが多い。モルデナイベとドライクリーニング・ボックスの組み合わせで使ってみたい。

 

民俗資料の殺虫にはモルデナイべはこれ以上ない商品で、ぜひ購入したい。

 

郷土品を薄葉紙で巻いてから、モルデナイベの大型タイプに入れて保管している。充分な機能で、使い勝手がとても良い。

 

 

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