今日の工房 

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2026年9月28日(月)学習院大学大学院アーカイブズ学専攻 保存修復実習を⾏いました

昨年に引き続き、学習院大学⼤学院アーカイブズ学専攻の皆さんをお迎えし、保存修復実習を⾏いました。
今年は修⼠課程2年⽬の学⽣を中⼼に8名が参加し、下重教授・⼤⽊助教のご協⼒のもと、当社スタッフと質疑応答や意⾒を交わしながら実習に取り組みました。

 

実習は、保存修復の理論にはじまり、紙資料の修復、保存容器製作の実技へと進みます。
修復部⾨では、和装本の⾍損本紙の補修を通して、素材や道具の扱い⽅、技法ごとに異なる⼯程や仕上がりを体験していただきました。さらに、保存製本の考え⽅を反映したリンプ製本のサンプルを作成しました。
また、Preventive Conservation(予防保存)と保存容器について、歴史や資料保存における役割、材料、形態ごとの特徴を、多様なサンプルや制作現場を⾒ながら学び、保存箱の製作にも取り組みました。

 

こうした実習の基本的なプログラムは昨年と同様で、詳しい内容については昨年の記事でもご紹介しています。⼀⽅で、実際の実習では、参加者の皆様から寄せられる疑問や関⼼をきっかけに話題が広がっていきます。そのため、同じプログラムであっても、⾯⽩いことに毎年同じ展開にはなりません。

 

今年も、実技の内容にとどまらず、それぞれの経験や研究テーマに結び付いたさまざまな質問が寄せられました。

 

保存修復の基本的な考え⽅は共通していても、資料を取り巻く環境や利⽤⽬的、現場の状況が異なれば、向き合うべき課題もさまざまです。アーキビストとして勤務されている⽅からは現場で抱える課題が、学⽣の⽅からは⾃⾝の研究テーマに結び付けた質問や発⾒が寄せられました。所蔵資料の保存、施設の整備、デジタル化の実務、3Dデータの活⽤など、話題は多⽅⾯に及びました。

 

私たちにとっても、実習を通して参加者の皆様と対話することは、保存修復の新たな視点や気付きを得る機会となっています。今年も多くの刺激と学びのある1⽇となりました。

 

 

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